私はThe Beatlesがとても好きである。いつも聞いている。ビートルズとはご存知の通り世界で一番有名なバンドである。異論は恐らくないでしょう。私も地球という世界の内に住んでいる者なので、やはりビートルズが好きなのだ。スゴくバカっぽいロジックになってしまった。
私はビートルズの曲であれば大概がハチャメチャに好きなのだが、特に''Things We Said Today''はかなりのオキニ入りの一つである。
こんな感じの曲なのだが、ファンの方々に大いに憤慨して頂くつもりで言ってしまうと
この曲、非常にダサい。
なんだコレよくもまぁこんなのを堂々とライブでできるなトンデモネェ奴らだそしてトンデモネェ時代だ。となりますよねダサい。
まず、今の感覚で言うとライブでやってしまうと明らかに盛り下がる曲だろう。
ライブハウスでやろうものなら立ち見の客がドリンクを頼みにゆきステージから目を外すし、ヤニカス達は喫煙所へ休憩に行くタイプの曲だろう。
しかし、どうにも忘れられない。
なんでこんな堕曲が。
このAmというコードで三連符を挟むリズムギターのイントロ、コレが異様に頭に残るのだ。
しかも聞いているとポールマッカートニーの''Yeah!''という掛け声から入るサビでこれまでのマイナー調から打って変わりメジャーコードでの明るいメロディが飛び込んでくる。
もはやどう聞いても名曲だしなんなら歌詞もとってもイイ。
この曲はあの有名なアルバム、''A Hard Days Night''の収録曲なのだが、私はこの中で好きな曲はと聞かれたらハードデイズナイトよりもキャントバイミーラブよりもイフアイフェルよりもこの曲を推します。絶対。
私は正直とても小さな人間で、周りと違う自分にカッコよさみを見出して己を己の中で特別な存在にするタイプのダッセェ人間なのですが、この曲に於いて、この曲に於いてだけは、周りと違う自分がカッコイインじゃあなくてジョンレノンのカッコヨ過ぎるリズムギターがカッコヨ過ぎただけです。
ビートルズではないにせよわりと多数の人にも心当たりがあるのでは無いのだろうか。
なんで好きになったのかわからない曲ってありますよね。
やっぱり説明不可のよさってのも確かにあると思いますが、こんな感じでなんとなく「好き」に理屈をつけるとその曲の良さが再発見できるしなによりヒマが潰せますね。