私は新幹線に乗らない人間なのだが、新幹線に乗った。何故乗らないかと言うと、旅行というものはお金がかかるモンだし、ケチれる所ではお金をできるだけケチりたいからだ。
かといって深夜バスは疲れるし、隣の人に気も使う。
この間夜行バスを利用した時はイヤホンで音楽を聴きながらゲームをしていたのでゲーム機からの音漏れに気付かず、隣のゴスロリ風ファッションに身を包んだ壮年の女性に怒られた。
さぞ、常識のない若者に見えたことだろう。壮年の女性ともなれば、若くて常識のない人間への不快感は殊更であることは十中八九間違いない。
うるさいゲームの音と、うるさいファッションの共演の叶った瞬間であった。あの時はどうも、申し訳ございませんでした。マダム、先日の無礼をお許しください。
ちなみに、その時は東京へウィルコジョンソンのライブを見に行ってました、最高でした。
その過去の影響か、今回の旅はリッチに新幹線の指定席を取り、向かう先は田舎だったので隣も人はいなく、ある程度自由な旅路であった。もちろん、だからと言ってゲームの音漏れが許される理由はないが。
前置きが長くなったがヒマなので連想ゲームの一つでもしようかと思う。
新幹線
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速い
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60年代ガレージバンド
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The Chocolate Watchband←ゴール!
超無理矢理である。我ながら酷すぎる。要は初めからThe Chocolate Watchbandについて話したかったのである。この茶番の為に不必要に自分の過去を掘り起こしたし、なんならゴスロリのこともデッチ上げかのようにすら感じる。真偽は読む方にお任せします。
こんな人達
機材の選び方が60's丸出し。恥ずかしくないのか、こんなダサい楽器使ってて。超好き。この画像の場合、全員がVOXというメーカーのギターベースを使ってて、とてもサマになるなぁ、カッコイイ。
さて、肝心なのは見た目ではなくその音楽である。しかし、見てくれそのままのナイスなサウンドだ。このThe Chocolate Watchbandというのは上でも述べたような60年代のガレージロックバンドである。The Sonicsのようなモンであるし、ほぼThe Sonicsである。(←怒られる)
サイケでガレージで音圧スカスカのグレートなバンドだ。The Sonics好きな人は絶対好き。間違いない。当時のアメリカはどうなってたんだ…
髪型はラモーンズみたいですね。
こんな曲ばっかです。
ヤハァ〜、音圧ねェなぁ…めっちゃいいですね。ベチャベチャ響くリバーブが心地いいけど、例えばベンチャーズみたいに耳触りもいい感じではまったくなく、むしろ耳障りだ。簡単には最後まで聞けない。ステキですね。
彼らが最も輝いたのはこの映画だろう。この''Riot on Sunset Strip''は、レビューするサイトによると、
実在の暴動を扱った67年の低予算カウンターカルチャー映画『RIOT ON SUNSET STRIP』のSTANDELLS、CHOCOLATE WATCH BANDほかガレージサイケ満載のサントラ盤に11曲のレアリティーズを追加したファン必聴コンピレーション! 初期65年の"IT'S ALL IN YOUR MIND"など未発表貴重音源満載です。
だそうだ。
オイオイ気になってきたな!
彼らの出演するシーンがあったので、載せておく。この手のバンドの演奏がカラーで見れるんですね。
以上です。今は新幹線に乗ってます。
隣には誰もいないけど前に座ってる壮年の男性はつい先程、最大までリクライニングしました。仕事による苦労のせいか、薄くなった頭頂部を私にこれ見よがしに見せながら、オヤスミしています。出張、お疲れ様でした。