私の車はそんなに新しい車ではないので車内で音楽を聞くとなると携帯に入った音楽ではなくCDでの再生が主となる。
アレもコレもと聞きたいCDを次々車に乗せていると気がつけば2年で車内のCDの枚数は87枚となっていた。
明日は車検である。
車検お任せする所へ行くと、貴重品は車から降ろすように指示を受けた。
CDは別に貴重品ではないが、せっかくの機会なので全部降ろして枚数を数えようと思ったが想像以上の枚数にビビった。
さらにせっかくなので、車内にあったCDからドライブに合うと私が感じたヤツを7枚紹介しようと思い立ち久しぶりのブログ更新へと至った。
なぜ7枚なのかというと、並べてなんかいい感じの見た目になったのが7枚だったからである。その他の理由はない。
名付けて、
｢私が明日に車検を控えた車に積んであった87枚のCDから選ぶドライブをステキにするアルバム7選｣
ローリング・ストーン誌の選ぶ〜ベスト〇〇みたいでカッケェ！もちろん実際は権威のある雑誌ではなくその辺にいる普通の人間が選んだものなのでそんなに崇高なものではない。
そういうわけで選んでいったがどれも好きで車に乗せたものばかりなのでなかなか7枚を選べない。よって選考理由は逆に非常に適当なモノである。あと、超有名所ばかりになってしまったのはなんか恥ずかしい。
①Rubber Soul (the Beatles)
選考理由は1曲目の''Drive my car''がcarをdriveするのにピッタリだと感じたから。
ビートルズのベストアルバムは私の中ではコレ。初期〜中期のいい所がすべて詰まってると思います。車の免許取ったばかりの時は狂ったようにコレばかり聞いてたし、今でも私が車で1番聞いてるのはこのCDであることは間違いない。CDのディスペンサーを押したのに次に何を聴くか思いつかない時はコレをチョイスしている。理由は思いつかないけどいくら聞いても飽きない素晴らしいアルバムだと思います。
②Runaway Boys (Stray Cats)
邦題｢涙のラナウェイボーイ｣。
素晴らしくダサくて、ダサい。邦題
困ったら頭に｢涙の｣を付ける悪習は廃止した方がいいと思うしもう廃止してますね。
選考理由はロカビリーを聴きながら車に乗るとどんなにしょうもない国道もアメリカ南部のなんにもない荒れた道へと変身させる気がするから。
Runaway BoysとかRock ThisTownとかDouble Talkin' Babyとか聴きやすくてロカビリー然としてて文句ナシな有名曲がいっぱい入ってるから途中でダレることなく荒野の熱風感の中ドライブを楽しめるのでステキですね。
③Malpractice (Dr.feelgood)
邦題｢殺人病棟｣。ダサ過ぎ。
ロックンロールはドライブに最適だと思います。
Dr.feelgoodはどんどんロックが複雑に、高尚に、ヘビーに(もちろんそれらも素晴らしく好き)なっていく1970年代のUKロック組の中でひたすらソリッドなロックンロールを聞かせてくれるから大好きです。
選考理由は9月21日に私がウィルコ・ジョンソンのライブを見に行くのが楽しみ過ぎるから。ヤバイくらい適当な選考理由である。
セカンドアルバムであるMalpracticeを選んだのはロックンロールの権化的名曲、''Rout 66''で締められるから。この曲はホントにドライブそのものといった感じの曲だと思います。どんなにしょうもない国道も66号線に乗ってアメリカを横断してる気分にしてくれますね。
④Is This It (the Strokes)
言わずと知れたガレージロックリバイバル超大御所のデビューアルバム。メンバー全員顔がカッコよくて嫌い。ジュリアンカサブランカス君は顔も声もカッコイイからもっと嫌い。あと、ギターのパーマの奴は絶対メチャクソに良い奴だと思います。
選考理由は何回見ても最高にｴｯｯｯﾂなお尻だから。夕暮れ時とか夜中とかに聞くと最高にエモいと思います。エモエモのエモ。YouTubeに上がってる''Hard to Explain''のPVのイメージからも夜の高速道路をドライブするのが最高に気持ちのイイ、オシャレでナイスなアルバムだと思います。今回のノミネートでは唯一異性ウケも狙えるハズだと信じている。
圧倒的超名盤。1曲目のダークネスな感じと2曲目の''New Kid ln Town''の明るく静かな雰囲気の対比が好き。
選考理由は歌詞一節目の''On a dark desert highway,''から。ハイウェイって入ってたらなんでもノミネートされるカスみたいな選考理由である。難しそうな内容の英語なのにありありとその状況が日本人の私にも伝わってくるメロディワークとすごくわかりやすい英単語で構成された詞が嬉しい。夜中とか夜明けすぐとかにこれを聴きながら運転するといい意味で不安定な気分になってこれから二度と出れないトンでもない所に辿り着いてしまうのではないかと感じてしまう。実際に辿り着く先は友人とのビリヤードだったりボーリングだったりする。
⑥You Could Have It So Much Better (Francis Ferdinand)
運転中のどうしても眠い時に必ず再生して熱唱する眠眠打破アルバム。
歌っても気持ちいいし踊っても気持ちいいが運転中は踊ってはならないのがネック。歌って踊れるドライバーになりたいものです。
1.2曲目は有名だしやはりメチャクソにカッコイイが、私が好きなのは圧倒的に3曲目の''This Boy''だ。一聴してフランツとわかるあのヘンなリフが大好きだし、サビ(？)の''I want a car''を連呼するのもアホっぽさが最高にFranzっぽくてカッコイイ。あんなカッコ悪くてカッコよ過ぎるリフとか歌詞はどうやったら思いつくのだろうか。選考理由は私もステキな車が欲しいからだ。
⑦B.R.M.C (Black Rebel Motorcycle Club)
ヘビーなリフと印象的な声とハーモニカは素直にカッコイイ。選考理由はなんかモーターサイクルって名乗ってるから。バンド名も、BMC(British Motor Corporation)とかBLMC(British Leyland Motor Corporation)を捩ってると勝手に私が思ってるから。4thアルバム(確かそうだったと思う)の''Baby 81''も好きな上に車にも積んでたからどちらにするか悩んだがなんかファーストアルバムって勢いあるなぁという雑な理由でB.R.M.Cにしました。
邦題｢涙の黒バイ倶楽部｣。
大嘘です。
以上です。全体的に今更ワタシがレコメンドしたり解説したりする必要のないくらい有名なステキアルバムでした。
もちろんこれらよりもドライブに合ったヤツはあったんだけど、ジョン・メイヤーとかはなんか不必要なレベルで女ウケ強そうだし、ZZ Topなんかはオジサン臭いし、気取ってジャズ流したりはあんまりしなかったりだし、結構妥当なラインに落ち着けたと思います。
それでは
