スゴくデッカいズワイガニ日記

車とか音楽と魚とかモロモロのニワカな趣味を吐き出します

Doorsが好きな人たち

私はビートルズがホントに好きなのだが、それだけではなく60年代のロック全般の特有の雰囲気が好きだ。それは、現在からは想像もつかないほどの貧弱な機材群から、現在のロックの礎となるカラフルな音をそれぞれのアーティストがしのぎを削って求めていた、あの革新に対する「渇き」が好きだからだ。今日はそんな60年代ロックシーン随一の革命児ジミ・ヘンドリクスを記事にしようと思ったのだが、

無理でした。なぜならこの記事を書き始めたと同時にラジオからBilly Idolの"L.A Women"のカバーが流れたからである。

LA Womenは言わずと知れたDoorsのキラーチューンである。前日の記事でも少し触れたが私はDoorsが好きである。頭の中が完全にDoorsに喰われた。もうジミヘンはジムモリソンの猛ダッシュを見て私の頭の中ら逃げた。どこかでマリファナしてるんだろう。


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Doorsは現在のロックの礎となったかどうかと言われれば正直微妙だろう。ジミヘンの方が圧倒的に模倣するアーティストは多い。しかし、その個性の強さはジミヘンにもジェフ・ベックにもジミー・ペイジにも負けてはいないと思う。ただ、ロックが現在に至るまでに彼らの音楽ごほとんど淘汰されてしまっただけだ。理由は知らん。偉い人、教えてください。

Doorsを賛美する記事はいくらでも書けるので先ほど私の頭の中をDoors一色に染め上げてくれたBilly Idolに敬意を表してDoorsをカバーしているアーティストについて少し書きたいと思う。ごく少数、息を潜めて存在するDoorsを敬愛するアーティストを今回は前回に引き続きいくつか紹介する。

期せずして前回に続きDoors関連の記事が続いてしまうが私は今非常に気分がイイのでモリモリ行く。

 

 


Billy Idol - L.A. Woman

こちらが今回の記事の火付け役。Billy Idolだ。サイケデリックで気持ち悪いDoorsの曲をここまでハードロック調で聞きやすく普遍的な感じにアレンジしたのはなかなか良い。これはこの曲が本来持っていたキャッチーさを前面に押し出したアレンジと言える。ただ、個人的にはあんまりDoorsの曲をハードロック調にするのはナンセンスに思う部分もある。あと、自分の名前にアイドルを付けちゃうのスゴイわ。

 




Aerosmith - Love Me Two Times (Lyrics)

こちらは皆様お馴染みのハードロック界の権化、Aerosmith御大である。スティーブンタイラーの声ってジムモリソンの正反対に居ますね。低くてモッチャりしたジムモリの声とスティーブンタイラーの高域の張りと伸びやかさのある声は正反対です。ハードロックなDoors、アリですね。これ聞くとDoorsの曲とは到底思えません。サイケデリックで気持ち悪いDoorsの曲をここまでハードロック調で聞きやすく普遍的な感じにアレンジしたのはなかなかスゴい。これはこの曲が本来持っていたキャッチーさを前面に押し出したアレンジと言える。ただ、個人的にはDoorsの曲をハードロック調にするのはナンセンスに思う部分もある。さっきと同じだな。でもすごく好きなアレンジです。ぜんぜん関係ないけどスティーブン・タイラーミック・ジャガーって顔シワシワで口めっちゃデカくてほとんど同じに見えるんで、誰か見分ける方法教えてください。

 




JOSY - Soul Kitchen / TO THE LIGHT - @渋谷club乙kinoto

お次はこちら。日本からのノミネート。ヒップでエレクトロでステキなアレンジでナイス。こんなの若いオネェチャンがやってんのはヤベぇよ日本。ダンスミュージックに生まれ変わったDoorsは新鮮で意外と合う。キラキラしたオルガンの音がDoors直系!って感じして好きだな。Soul kitchenはDoorsの中でも特に好きな曲なので、選曲でまずやられてしまいました。というかこの人たちを紹介したいからこの記事書いたような所は正直、あります。

 




VA - A Psych Tribute to the Doors (2014)

最後にコチラ。Doorsトリビュートアルバムですね。色んなアーティストのアレンジが聴ける大満足の1枚。それも、ここまでのハードロックやエレクトロアレンジではなく全曲まんまDoorsって感じのサイケデリックアレンジ。好きな人いっぱいいるんですねぇ。気に入ったアレンジがあればそのバンドをYouTubeなんかで追いかけるとおもしろいです。Soul kitchenをカバーしてるBlack Angelesはわりと有名なのか私も知ってましたが他は聞いたことない人達ばかりで、試しにそれぞれのバンドを聴いてみると、どれもモッチャりしたステキサウンドばかりで時間を忘れて聴き入ってしまいました。


L.A. Woman

L.A. Woman

  • Elephant Stone
  • トリビュート
  • ¥150


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ここまで書いたけどやっぱり、Doorsが現代のロックの礎となったとは正直到底思えない。が、多くの人から愛され敬愛されるステキなバンドであることはわかりました。この間記事にしたmr elevator and the brain hotelなんかは如実にDoorsへの尊敬が感じられるけど、実はかなり多くのバンドがこっそりDoorsを目指してるのかもしれませんね。なんだかパッとした締めが思いつかないので、今日はこんなもんで。